米国アレクシオン社が11月6日に発表
アレクシオンファーマ合同会社は、11月7日、「ソリリス(エクリズマブ)」が日本において新たな特許権を取得したと発表した。
この発表は、米国アレクシオン社が11月6日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。日本国特許庁は同剤に対し、物質組成および医薬製剤に関する特許番号を発行している。
日本では希少疾病用医薬品指定も取得
「ソリリス」は、免疫システムの一部である補体カスケードの終末部を阻害することで作用する、ファースト・イン・クラスの補体阻害薬。補体カスケードの制御不能な活性化は、発作性夜間ヘモグロビン尿症や非典型溶血性尿毒症症候群、また抗アセチルコリン受容体抗体陽性の重症筋無力症のような重篤な超希少疾患に関与している。
同剤は、発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療薬として、米国を始めとする多くの国々において承認を取得。また、非典型溶血性尿毒症症候群の治療薬としても、多くの国々で承認を取得している。さらに、難治性の全身型重症筋無力症治療薬として、日本では希少疾病用医薬品指定も取得している。
他の地域でも特許出願をすべく努力
アレクシオン社は現在、ヨーロッパを含む他の地域や国においても、「ソリリス」に関する特許出願をすべく努力している。さらに、抗アセチルコリン受容体抗体陽性の全身型重症筋無力症など、ソリリスのさらなる適応症に関する特許出願も目指しているという。
なお、今回「ソリリス」が日本において取得した特許権は、 2027年に失効する。
(画像はアレクシオンファーマの公式ホームページより)

日本でソリリスの新たな特許権を取得 - アレクシオンファーマ合同会社
http://alexionpharma.jp/