スイスの医学専門誌「Digestion」に論文掲載
株式会社明治は2017年11月2日のプレスリリースで、機能性ディスペプシア(FD)の有症状者を対象にLactobacillus gasseri OLL2716株入りヨーグルト(乳酸菌OLL2716株入りヨーグルト)の無作為化比較試験を実施し、乳酸菌OLL2716株入りヨーグルトの継続摂取がFD症状の軽減に有効であることを確認したと発表した。
この無作為化比較試験は、ピロリ菌感染が認められないなどの被験者106人を対象として実施され、特にFD症状のうち食後のもたれ感、早期満腹感のような食後愁訴症候群で統計的な有意差が認められた。
ピロリ菌の除菌成功率が有意に高まる
乳酸菌OLL2716株入りヨーグルトは、これまでの研究からピロリ菌の働きを抑制する作用を持つことが確認されており、ピロリ菌の除菌治療の開始前3週間から摂取することで、除菌の成功率が高まことが報告されている。
乳酸菌OLL2716株は胃酸耐性など、胃内環境に適した特性を持っており、今回の試験において、胃の病気として最近認められ、ストレスとの関連でも注目されているFDに対しての乳酸菌OLL2716株の働きを調査し、全体としてより良好に改善する傾向が認められる結果が得られた。
(画像はプレスリリースより)

株式会社明治プレスリリース
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