製薬業界ニュース
2025年05月08日(木)
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「ロルラチニブ」、非小細胞肺がんの肺腫瘍や脳転移に有意義な抗腫瘍活性を示す

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「ロルラチニブ」、非小細胞肺がんの肺腫瘍や脳転移に有意義な抗腫瘍活性を示す

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米国ファイザー社が10月16日に発表
ファイザー株式会社は、10月30日、ALK陽性またはROS1陽性進行非小細胞肺がん患者を対象とした「ロルラチニブ」の第2相試験の結果が発表されたことを明らかにした。

この発表は、米国ファイザー社が10月16日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。「ロルラチニブ」は、非小細胞肺がん患者における肺腫瘍や脳転移に対し、臨床上有意義な抗腫瘍活性を示したという。

非小細胞肺がん
強力かつ持続的な奏効を示した
「ロルラチニブ」は、現在開発が進められている次世代ALK/ROS1チロシンキナーゼ阻害剤。他のALK阻害剤に抵抗性を示す変異腫瘍への効果発揮と、血液脳関門の通過を目指し、設計されている。ALK融合遺伝子とROS1融合遺伝子の染色体再構成を有する非臨床肺がんモデルにおいて、高い活性を示す。

今回発表されたのは、脳転移がないか無症候性の脳転移を有する非小細胞肺がん患者計275名を対象に、「ロルラチニブ」の抗腫瘍活性と安全性を検討する第2相試験の全結果。主要評価項目は、独立中央判定(ICR)に基づく客観的奏効率(ORR)と頭蓋内ORR(IC-ORR)。同剤は、複数の前治療歴がある患者群においても、肺腫瘍と脳転移に対して強力かつ持続的な奏効を示したという。

抗腫瘍活性という臨床的エビデンスが得られた
非小細胞肺がんは、肺がん症例の約85%を占める疾患。患者の約75%は、転移後または進行後に肺がんと診断されるが、その時点での5年生存率は5%とされる。特に遠隔転移している場合は、治療が未だに困難な状況が続いている。

米国ファイザー社は、「ロルラチニブ」の抗腫瘍活性という臨床的エビデンスが同試験によって得られたことに、勇気づけられているという。

(画像はファイザーの公式ホームページより)


外部リンク

次世代ALK阻害剤ロルラチニブの第2相試験の全結果を発表 - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/


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