製薬業界ニュース
2025年05月08日(木)
 製薬業界ニュース

弘前大、グリコサミノグリカンがコラーゲン分解を調節することを発見

新着ニュース30件






























弘前大、グリコサミノグリカンがコラーゲン分解を調節することを発見

このエントリーをはてなブックマークに追加
グリコサミノグリカンがコラーゲン分解を調節することを発見
弘前大学大学院医学研究科(以下、弘前大)は10月26日、骨の主要な有機成分であるグリコサミノグリカンがコラーゲン分解を調節することを発見したことを発表した。

グリコサミノグリカンは、多糖類の1種で、肌の真皮層に多く含まれ、水分を保つ働きを持つ。また、軟骨を構成するプロテオグリカンは、グリコサミノグリカンとタンパク質の複合体であり、重要な成分であると言われている。

また、コラーゲンもグリコサミノグリカンと同様に、真皮層に多く含まれ、骨や軟骨を構成するタンパク質の1種であり、これまで、グリコサミノグリカンとコラーゲンの分解酵素であるカテプシンKの相互作用についてはわかっていたものの、どのように作用するのかが不明だった。

弘前大
骨粗鬆症の治療薬の開発につながるとして期待
今回、弘前大の研究グループは、コラーゲン繊維は、酸性ペーハー下では、溶けてしまうが、グリコサミノグリカン存在下では、溶けることはなく、線維構造を維持していることから、酸性条件下で、硫酸化グリコサミノグリカンがコラーゲン繊維に結合して、耐酸性コラーゲン繊維を形成することを発見。

また、ペーハー4では、耐酸性コラーゲン繊維は分解しなかったが、ペーハー5では分解が促進。グリコサミノグリカンがコラーゲン分解を調節する可能性を示したとしている。

弘前大では、研究が進めば新しい骨粗鬆症の治療薬の開発につながるとして、今後仮説の検証を行うとしている。

(画像は弘前大学HPより)


外部リンク

弘前大学 プレスリリース
http://www.hirosaki-u.ac.jp/


Amazon.co.jp : 弘前大 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->