アストラゼネカの臨床プログラムの強みを示す
アストラゼネカは2017年10月19日のプレスリリースで、グローバルバイオ医薬品研究開発部門であるメディミューンとともに、横浜市で2017年10月15日~18日に開催された第18回世界肺がん学会議で、肺がん研究について16件の講演を含む43件のデータを発表したとした。
アストラゼネカは肺がん治療の進展において、肺がんの早期治療、腫瘍耐性を克服する戦略、患者に正しい治療を提供するための検査の改善、がん免疫療法併用の可能性探求の科学的領域に注力している。
研究の限界に引き続き挑戦していく
最も価値のある発表に与えられるセッションのプレジデンシャル・シンポジウムにおいて、第3相デュルバルマブPACIFIC試験の結果が発表された。
この試験は、白金製剤を用いた根治的同時化学放射線療法後に進行が見られなかった切除不能局所進行(ステージ3)非小細胞肺がん患者を対象とし、優れた無増悪生存期間を示した初めての試験であった。
また、がん免疫療法との併用については、免疫療法の有望さが単剤療法の使用を通じて引き続き高まるなか、がん制御の次の時代には、より広範な患者群の長期生存達成を目的とする併用療法が係る可能性があるとし、化学療法の有無を問わないチェックポイント阻害剤の併用療法について、2件の早期試験の結果を発表した。
(画像は2017年世界肺がん学会議のサイトより)

アストラゼネカ プレスリリース
https://www.astrazeneca.co.jp/2017年世界肺がん学会議
http://wclc2017.iaslc.org/