バイアル製剤を国内で販売
富士製薬工業株式会社は、10月20日、非イオン性造影剤「イオパーク注」の一部変更承認を取得したと発表した。
この承認取得により同社は、海外子会社であるタイ・OLIC社にて製造された「イオパーク注」のバイアル製剤を、国内で販売することが可能になっている。
難題へ挑み続けている富士製薬
富士製薬は、優れた医薬品を通じて人々の健やかな生活に貢献し、医療に有意な価値を提供するという想いから難題へ挑み続けている製薬企業。
同社は、現在の医療市場が激動の時代に突入したと考える。そして、新薬・ジェネリック・バイオシミラーなどを幅広く取り扱う同社にとっては、めまぐるしい変化への柔軟な対応が求められる時代であると考える。
そのため同社は今後も、会社・製品・社員一人ひとりのブランド戦略を強力に推進すると共に、ブランド薬を中心とした新たなステージと体制の構築を企図。グローバルな事業展開を行うことによって、同社が目指す姿の実現に邁進するとしている。
培ってきたノウハウを生かして
OLIC社は、タイ最大の医薬品製造受託企業。グローバルな大手製薬企業などから製造の受託を行っており、本年1月には新たに注射剤工場棟が竣工した。この新工場は、日本や欧州の最新の製造設備機器を積極的に導入。富士製薬がこれまで培ってきた注射剤の製造技術・ノウハウを生かし、高品質な製剤を製造することも可能となっている。
なお富士製薬は、将来的にはOLIC社にて東南アジア各国およびその他の地域に向けた同社グループの製剤製造等も計画しているという。
(画像は富士製薬の公式ホームページより)

非イオン性造影剤「イオパーク注」の一部変更承認取得のお知らせ - 富士製薬工業株式会社
http://www.fujipharma.jp/pdf/20171020_nr.pdf