血糖コントロールに有用なグリコアルブミン
旭化成ファーマ株式会社は2017年10月20日のプレスリリースで、グリコアルブミン測定試薬(GA-L)の米国向け仕様製品「Lucica Glycated Albumin-L」(日本向け仕様製品販売名「ルシカ GA-L」)について、2017年10月12日付で米国食品医薬品局の認可を取得したことを発表した。
旭化成ファーマは糖尿病の血糖コントロールに有用なマーカーとしてグリコアルブミンに着目し、旭化成ファーマのオリジナルの酵素を用いて自動分析装置用測定試薬として開発し、各国への展開を進め、「GA-L」は日本・中国を含むアジア、欧州で承認を取得済みであり、今回新たに米国で認可を取得した。
世界の人々の「いのち」と「くらし」に貢献していく
糖尿病は近年、米国でも増え続けており、心疾患、がん、認知症の発症リスクを高めるといわれ、米疾病対策予防センターは、米国人口の9%にあたる3,030万人が糖尿病、18歳以上の34%にあたる8,410万人が糖尿病予備群と報じており、その対策は急務となっている。
糖尿病の治療においては、血糖値をより正常に近づけることが重要であり、臨床的有用性に関して、グリコアルブミン値の上昇が次の障害の進展と関連があること、透析患者でも正確な血糖コントロール状態を把握することができることが報告されているこの「GA-L」に期待が集まっている。
(画像は旭化成株式会社のサイトより)

旭化成ファーマ株式会社プレスリリース
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