中年期以降の物忘れを改善する医薬品「メモリーケア」
大正製薬株式会社は10月4日、中年期以降の物忘れを改善する医薬品「メモリーケア」を、10月5日より発売する、と発表した。
「メモリーケア」は「認知症治療薬」ではないので、大正製薬では認知症が疑われる場合、医療機関の受診を勧めている。
物忘れの改善効果が認められた生薬「オンジ」を配合
メモリーケアは、言いたい言葉が出てこない、人や芸能人の名前が思い出せない、置いたものの場所を忘れる、など加齢による中年期以降の物忘れの改善に効果を発揮する医薬品である。
その成分は、物忘れの改善効果が認められた生薬「オンジ(遠志)」から抽出した「オンジ乾燥エキス散」を、1日量で6錠、1,350mg配合した生薬製剤である。
オンジは、イトヒメハギの根の部分で、神経伝達物質の分解酵素を阻害し、脳神経細胞の減少を防ぐことで、物忘れを改善する。
大正製薬のメモリーケアは、低温真空で瞬間薄膜濃縮法による独自製法のため、生薬成分を壊さずオンジのエキスを高濃度に抽出する。剤形を「錠剤」とし、オンジの風味を避けて服用しやすい。
希望小売価格は、1日量6錠(オンジ3,000mgに相当するオンジ乾燥エキス散1,350mg)で、税抜30錠900円、90錠2,400円、とのこと。
(画像はプレスリリースより)

大正製薬株式会社のニュースリリース
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