承継の時期は、2018年半ば
アストラゼネカ株式会社は、10月4日、片頭痛急性期治療薬「ゾーミッグ」の日本市場における製造販売権を、沢井製薬株式会社へ承継すると発表した。
この発表によると、英国アストラゼネカは沢井製薬との間で、「ゾーミッグ」の製造販売承認の承継を行う契約を締結。承継の時期は、2018年半ばと予定されている。
アストラゼネカと沢井製薬
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業。主として「オンコロジー」「循環器・代謝疾患」「呼吸器疾患」の3領域において、医療用医薬品の創薬や開発などを重点的に展開している。
また、自己免疫疾患やニューロサイエンス、感染症の領域における一部の疾患に関する活動も行っている。
沢井製薬は、「なによりも患者さんのために」という企業理念のもと、日本におけるジェネリック医薬品の認知向上に取り組んできた企業。現在は、普及拡大の見込まれるジェネリック医薬品を安定的に患者へ届けるべく、全国7工場のネットワーク力で生産体制の強化に取り組んでいる。
承継実施まで、製造販売はアストラゼネカが行う
「ゾーミッグ」は、片頭痛の頭痛発現時における治療を適応とした、5-HT1B/1D受容体作動薬。日本国内では現在、「ゾーミッグ錠2.5mg」および「口腔内速溶錠ゾーミッグRM2.5mg」を、アストラゼネカが製造販売している。今回の沢井製薬への承継は、両剤形を対象とするもの。
承継が実施されるまでの期間、同剤の日本における製造販売は、従来通りアストラゼネカが行うという。
(画像はアストラゼネカの公式ホームページより)

片頭痛急性期治療薬「ゾーミッグ」の日本市場における製造販売承認を沢井製薬へ承継 - アストラゼネカ株式会社
https://www.astrazeneca.co.jp/