2018年4月より、AIによる紹介対応業務開始
第一三共株式会社(以下、第一三共)は、製品情報センターに人工知能(artificial intelligence以下、「AI」)を利用したコールセンター支援システムを導入すると発表した。
製品の問い合わせに対する照会対応業務を行う製品情報センターにおいて、応対品質の向上を目指し、AIを利用したコールセンター支援システムの導入に向けた取り組みを開始。
AIによる紹介対応業務は2018年4月より開始の予定で、エドキサバンを含む第一三共の全ての製品に対するQ&Aが対象とされる。
コールセンター担当者に、AIが最適な回答案を提案
AIを利用したコールセンター支援システムは、利用者からの質疑の意図や意味を解釈し、関連性の高いQ&Aを瞬時に検出。コールセンターの照会対応者に対して最適な回答案を提案する。
さらに、提案された回答案に対して照会対応者が最適でないと判断した場合は、その結果をフィードバックすることにより認識率を向上させていくこともできる。
今後は、AIを利用したコールセンター支援システムを全製品の照会に対して活用し、患者や医療関係者に必要かつ最適な製品情報を、より迅速に届けることにつなげていく。
第一三共では、製品の有効性、安全性、品質など幅広い内容の問い合わせが、1日に約500件寄せられるという。同社は、製品を適正に使用してもらうための情提供を行うことで医療に貢献していくとしている。
(画像は第一三共株式会社 ホームページより)

第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006733.html