欧州で325名の患者を対象に試験実施
サノフィ株式会社は2017年9月26日のニュースリリースにおいて、サノフィ(フランス・パリ)とRegeneron社が2017年9月16日付けで、dupilumabの第3相CAFE試験と呼ばれる中等症から重症のアトピー性皮膚炎の成人患者を対象とした試験における肯定的な結果を発表したことを伝えた。
同試験では、dupilumabとステロイド外用薬(TCS)との併用で全般的な疾患重症度、皮膚の改善、かゆみ、および患者が報告したQOLの各指標において、有意な改善がみられた。
EUで医薬品販売承認申請の最終決定の見込み
米国食品医薬品局はdupilumabを、外用療法では十分なコントロールが行えない、または外用療法が推奨されない、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の成人患者に対する治療薬として2017年3月に承認した。
また、dupilumabは600mgの初回投与の後、隔週で300mgを投与する皮下注射剤であり、欧州委員会は、2017年7月21日の医薬品委員会によるdupilumabへの肯定的見解に基づき、EUにおけるdupilumabの医薬品販売承認申請に関する最終決定を下す見込みとなっている。
(画像はサノフィ株式会社のサイトより)

サノフィ株式会社ニュースリリース
http://www.sanofi.co.jp/サノフィ株式会社
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp