「レミッチ(R)カプセル2.5μg」、「レミッチ(R)OD錠 2.5μg」両剤で適応症追加
東レ株式会社は9月22日、「レミッチ(R)カプセル2.5μg」、「レミッチ(R)OD錠 2.5μg」について、「腹膜透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」に関する適応症の追加を発表。
同時に「透析患者、慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」の効能・効果で、製造販売承認事項の一部変更承認を取得したと発表した。
「レミッチ(R)」は、東レが創製し2009年1月21日に国内製造販売承認を取得した日本オリジンの経口そう痒症改善剤で、血液透析患者の既存治療抵抗性のかゆみを抑える世界初の選択的オピオイドκ(カッパ)受容体作動薬。
カプセル剤は、鳥居薬品株式会社が2009年3月より日本国内で販売を開始。またOD錠については、同社が2017年6月より販売を開始した。
既存薬では効きにくいかゆみにも有効性を期待
「レミッチ(R)」は、血液透析患者におけるそう痒症改善剤(既存治療で効果不十分な場合に限る)として発売された製剤。
2015年5月に慢性肝疾患患者におけるそう痒症改善剤として製造販売承認事項一部変更承認を取得。今回新たに「腹膜透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」に関する適応症が追加された。
在宅で行える腹膜透析においては全身の強いかゆみが生じることがあるが、従来の治療薬では十分に抑えられないとされていた。
「レミッチ(R)」は、抗ヒスタミン薬 や抗アレルギー薬など従来の治療薬とは異なる作用機序でかゆみを抑えることから、既存薬では効きにくいかゆみに対する有効性が期待されている。
(画像は東レ株式会社 ホームページより)

東レ株式会社 ニュースリリース
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