基礎代謝が低下することで起こる「サルコペニア肥満」
サンスターグループ ヘルス&ビューティーカンパニー(以下、サンスター)は9月20日、オリーブ葉エキス配合利用食品を継続的に摂取することが、肥満者の体脂肪が低減、また除脂肪量増加を促すことを第72回日本体力医学会大会で発表した。
サンスターは筋肉が減り、基礎代謝が低下することで起こる「サルコペニア肥満」に注目。オリーブに含まれるオレウロペインが、動物の脂肪低減させることから、オレウロペイン含有オリーブ葉エキス配合菓子の継続摂取による影響を観察、また、培養細胞を用いた実験を実施した。
体脂肪が低下、除脂肪体重は増加
BMIが25以上の28名に糖類不使用のオレウロペイン含有オリーブ葉エキス配合菓子(チョコレート利用食品)80Kcalを、8週間摂取してもらい、血液検査、体成分分析した結果、BMIには変化が見られなかったが、体脂肪が低下、また除脂肪体重が増加した。
除脂肪体重は、体重から脂肪の重量を引いた体重で、肥満の人が健康的に痩せるためには、除脂肪体重を減らさずに体重を減らすことが必要だと言われている。
また、筋肉のもととなる筋芽細胞を観察する実験では、マウス由来の培養細胞を用いて、オレウロペイン、オリーブ葉エキスを継続的に添加。添加しない筋芽細胞と比較した結果、添加した細胞には筋形成促進が見られたという。
サンスターは、この結果からオレウロペイン、オリーブ葉エキスにサルコペニアが肥満に対して有用性があるとしている。
(画像はプレスリリースより)

サンスターグループ プレスリリース
http://jp.sunstar.com/company/press/2017/0920.html