AI創薬の第一人者を講師として招聘
大阪医薬品協会は、10月10日、「AI創薬の現状と可能性」と題された講演会を開催する。
同講演会は、創薬用AIの開発が進められている近年の状況を受けて開催されるもの。AI創薬の第一人者であり、ライフ・インテリジェンス・コンソーシアム(LINC)のリーダーである京都大学大学院・奥野恭史教授が講師として招聘される。
近畿圏における各種プロジェクトにも協力
大阪医薬品協会は、会員相互の緊密な連携および啓発によって医薬品産業の健全な発展を図り、それにより人々の健康増進に寄与することを目的とした地域団体。医薬品の製造販売または製造を業とする企業や、それらに関連する業務を行う企業が加盟している。
同協会の委員会・研究会は、薬業界が当面する諸問題について各専門分野の課題に取り組み、その解決を目指して活発な活動を展開。また事務局は、会員会社への行政通知など情報提供サービスに加えて、各種講演会や説明会なども開催。創薬シーズ事業化支援事業など、近畿圏における各種プロジェクトへの協力と推進も行っている。
新薬候補探しの時間を大幅に短縮するAI
従来、新薬の開発には巨額の開発費が必要であり、成功率は20000~30000分の1ともいわれてきた。しかし近年は創薬用AIの開発が進められ、新薬候補探しの時間が大幅に短縮できると見込まれている。日本においても2017年、製薬企業やIT企業も含む形でLINCが組織された。
講演会「AI創薬の現状と可能性」では、このLINCの奥野教授が、AI創薬についてレクチャーを行う。同講演会は、10月10日、大阪市中央区北浜のAP大阪淀屋橋4階南会議室にて、15時から17時まで開催。
(画像は大阪医薬品協会の公式ホームページより)

「AI創薬の現状と可能性」に関する講演会の開催について - 大阪医薬品協会
http://www.dy-net.or.jp/osirase/20170915.html