AMLに対する新薬開発を加速
第一三共株式会社(以下、第一三共)は9月15日、米国テキサス州立大学MD Anderson Cancer Center(以下、MD Anderson)と急性骨髄性白血病(以下「AML」)治療に関して、研究開発提携に関する契約を締結したと発表した。
これは、AML治療のための新薬開発を加速する目的とするもので、複数年に渡る契約となる。
評価を行うのは、後期開発段階のキザルチニブ(FLT3-ITD阻害剤)と初期開発段階のDS-3032(MDM2阻害剤)、DS-3201(EZH1/2阻害剤)、PLX51107(BRD4阻害剤)等。
AML治療新規併用療法の最適化実現に向けて
第一三共は、AMLとADC(抗体薬物複合体)をフランチャイズとして、合計20以上の新規の低分子医薬、抗体医薬、ADCを保有している。
今回の提携は、AMLフランチャイズの複数の開発品について、同社の薬剤間並びに他社薬剤との併用効果を、同一施設で実施する臨床試験と非臨床試験により評価する、新規のアプローチを可能とするもの。
同社は、今回のMD Andersonとの提携により、AMLフランチャイズ開発戦略において新規併用療法の最適化を実現し、AML患者に新たな治療の選択肢を提供できるよう取り組むとしている。
(画像は第一三共株式会社 ホームページより)

第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006723.html