「アコアラン静注用1800」の国内医薬品製造販売承認を取得
協和発酵キリン株式会社は9月14日、「アコアラン静注用1800」(一般名:アンチトロンビンガンマ(遺伝子組換え))の国内医薬品製造販売承認を取得した、と発表した。
1800IUの追加で、投薬作業時間を効率化
アコアランは、組換えDNA・糖鎖制御技術により作製した、血液凝固作用を阻害するセリンプロテアーゼインヒビターである、アンチトロンビン(AT:Antithrombin)製剤である。一般名は、アンチトロンビンガンマ(遺伝子組換え)。
用法は、注射用水で溶解し、緩徐に静注もしくは点滴静注する。
ヒト血液由来でなく、遺伝子組換えAT製剤のため、感染症のリスクを回避することができる。
アコアラン静注用600については、2015年7月3日「先天性アンチトロンビン欠乏に基づく血栓形成傾向」、「アンチトロンビン低下を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)」を適応症として、国内医薬品製造販売承認を取得済みである。
今回の承認は、含量規格に1800IUを追加するもので、投薬作業時間の効率化が期待される。
600IUと1800IUの販売および医療機関への情報提供活動は、販売委受託契約先の一般社団法人日本血液製剤機構(JB)が担当する。
(画像は協和発酵キリン株式会社のHPより)

協和発酵キリン株式会社のニュースリリース
http://www.kyowa-kirin.co.jp/