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2025年05月09日(金)
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カルナバイオ、導出したCDC7キナーゼ阻害薬「SRA-141」が豪州で特許成立

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カルナバイオ、導出したCDC7キナーゼ阻害薬「SRA-141」が豪州で特許成立

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シエラ・オンコロジー社へ導出
カルナバイオサイエンス株式会社は、9月13日、同社がカナダのシエラ・オンコロジー社へ導出したCDC7キナーゼ阻害薬「SRA-141」について、オーストラリア連邦において特許が成立したと発表した。

「SRA-141」は現在、シエラ・オンコロジー社において臨床試験開始に向けた開発研究が行われている。

CDC7キナーゼ阻害薬
がん細胞のみを細胞死に導くCDC7キナーゼ阻害薬
がん細胞は、正常細胞に比べて細胞分裂がより盛んになる。この働きを利用する形で、DNAの複製を阻害する薬剤が抗がん剤として用いられている。しかし、こうした薬剤は正常細胞にも影響を受けるため、強い副作用が生じるという問題もあった。

CDC7キナーゼ阻害薬は、これら従来の薬剤とは異なり、がん細胞のみを細胞死に導くことが報告されている。CDC7キナーゼは、細胞が分裂する際に重要なDNA複製などの染色体サイクルにおいて、多くの機能制御に深く関与していると考えられている分子。同剤は、これまで治療困難とされてきた多くのがんに対する治療でも、大きな貢献を果たすことが期待されている。

高選択的キナーゼ阻害薬の創出を目指す
カルナバイオサイエンスは、キナーゼに特化した形で創薬研究を行っている。同社は、スクリーニングの成功確率を最大化すべく、独自の化合物ライブラリおよび経験豊富な創薬化学チームを保有。効性が高く安全な高選択的キナーゼ阻害薬の創出を目指している。

カルナバイオサイエンスは今後も、知的財産戦略上において重要な特許取得に積極的に取り組むとしている。

(画像はカルナバイオサイエンスの公式ホームページより)


外部リンク

CDC7キナーゼ阻害薬に係るオーストラリア特許登録のお知らせ - カルナバイオサイエンス株式会社
https://www.carnabio.com/output/irlibrary/490_ja.pdf


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