韓国で製造販売承認を申請
ラクオリア創薬株式会社(以下、ラクオリア創薬)は9月4日、韓国・CJヘルスケア株式会社(以下、CJ社)が開発している胃食道逆流症治療薬「tegoprazan」を韓国で2017年8月31日に、製造販売承認申請を行ったことを発表した。
「tegoprazan」は、ラクオリア創薬がCJ社に導出したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(以下、P-CAB)。
2010年に、「tegoprazan」を含むP-CABの開発など、東アジア地域を対象としたライセンス契約を締結し、2015年には韓国において第3臨床試験が実施。今回の申請はその結果に基づいて行われたとしている。
2018年12月に発売予定
胃食道逆流症は、主に胃酸が食道に逆流することで起きる食道の炎症性疾患で、食道と胃の境にある胃の内容物の逆流を防ぐ働きをする下部食道括約帯が緩むことが原因とされているが、ストレスによって引き起こされることも少なくないと言われている。
標準治療薬は、プロトンポンプ阻害薬(以下、PPI)だが、P-CABはPPIとは全く異なる作用機序を持つ胃酸分泌抑制剤であることから、PPIでは症状改善が十分認められない患者にとって新しい治療の選択肢となると期待されている。
「tegoprazan」は2018年12月に販売される予定。
(画像はラクオリア創薬株式会社HPより)

ラクオリア創薬株式会社 プレスリリース
http://www.raqualia.co.jp/