「4mg」と「2mg」を発売
日本イーライリリー株式会社は、9月1日、選択的JAK1/JAK2阻害剤「オルミエント錠4mg」「同2mg」を発売した。
同剤は、「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」を適応症として発売されている。
1日1回経口投与の選択的JAK1/JAK2阻害剤
関節リウマチは、関節の炎症および進行性損傷を特徴とする自己免疫疾患。治療法としては現在、非ステロイド性抗炎症薬、従来型疾患修飾性抗リウマチ薬、そして生物学的疾患修飾性抗リウマチ薬が存在する。しかし、患者の多くは治療の目標や持続的寛解を達成しておらず、新たな治療法に対して重要なニーズが存在し続けていた。
「オルミエント」は、1日1回経口投与の選択的JAK1/JAK2阻害剤。同剤は、2017年2月には欧州において製造販売が承認され、同年4月には米国食品医薬品局(FDA)が新薬承認申請に対してコンプリートレスポンスレターを発行。同年7月には日本においても、関節リウマチ治療薬として製造販売が承認されていた。
治療に貢献できるよう尽力
「オルミエント」は、単剤または「メトトレキサート」との併用における有効性および安全性が、第3相臨床試験において確認されている。また日本イーライリリーは、同剤の製造販売後、投与症例全例を対象として3000例を目標とした特定使用成績調査を実施。さらに、同調査に登録された全患者について、重篤な有害事象および特別な有害事象を3年間観察するとしている。
同社は今後も、「オルミエント」が関節リウマチの治療に貢献できるよう尽力し、患者のQOL向上がもたらされることを期待しているという。
(画像はプレスリリースより)

関節リウマチ治療薬 新発売のお知らせ「オルミエント錠4mg、同2mg」 - 日本イーライリリー株式会社
https://www.lilly.co.jp/