ノバルティス、9月4日に既存より小さな剤形の50㎎カプセルで追加承認取得
ノバルティス ファーマ株式会社(以下、ノバルティス)は9月5日のプレスリリースで、9月4日に慢性骨髄性白血病(CML)「タシグナ(R)カプセル」について、50㎎カプセルの剤形追加承認を取得したと発表した。適応症は、慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病。
同剤については、150mgカプセルと200mgカプセルの2種類が既に国内で承認されているが、比較的サイズが大きいことから、小さなサイズの剤形を開発することで投与時の利便性や飲みやすさの向上をねらったもの。
慢性骨髄性白血病の小児患者への使用を視野に
ノバルティスは、現在小児のCML患者に対する「タシグナ(R)」の使用について承認申請中であり、今回剤形追加された50mgカプセルは、小児CML患者への将来的な使用も考慮したものとしている。
「タシグナ(R)」は、現在120カ国以上で使用されている。日本では、2009年1月に「タシグナ(R)カプセル200mg」が「イマチニブ抵抗性の慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病」の適応症で承認を取得し、2010年12月には「慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病」に適応が拡大された。
さらに、「タシグナ(R)カプセル200mg」についての承認事項一部変更承認、「タシグナ(R)カプセル150mg」の製造販売承認も取得している。
(画像はノバルティスファーマ株式会社 ホームページより)

ノバルティスファーマ株式会社 プレスリリース
https://www.novartis.co.jp/news/media-releases/prkk20170905