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2025年05月09日(金)
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多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」、第3相試験の事後解析で全生存期間の延長示す

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多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」、第3相試験の事後解析で全生存期間の延長示す

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ライセンス契約を締結している小野薬品が発表
小野薬品工業株式会社は、9月1日、多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」が、再発の多発性骨髄腫患者を対象とした第3相試験において全生存期間の延長が示したと発表した。

この発表は、米アムジェン社が8月30日に発表したプレスリリースを受けて行われたもの。小野薬品は、アムジェン社の子会社である米オニキス社との間で、「カイプロリス」などに関するライセンス契約を締結している。

骨髄腫
プロテアソーム阻害剤開発プログラムにおける化合物
小野薬品は2010年9月、「カイプロリス」と「oprozomib」についてのライセンス契約を、オニキス社との間で締結した。「カイプロリス」と「oprozomib」は、オニキス社のプロテアソーム阻害剤開発プログラムにおける化合物。締結された契約は、両化合物について、全がん腫を対象として日本で開発および商業化を行う独占ライセンス契約となっている。

小野薬品は2016年7月、日本において再発または難治性の多発性骨髄腫の治療薬として「カイプロリス」「レナリドミド」「デキサメタゾン」の3剤併用療法で製造販売承認を取得。同年8月に発売した。また2017年5月には、「カイプロリス」および「デキサメタゾン」の2剤併用療法について、製造販売承認事項一部変更承認を取得している。

FDAからの要請で実施された解析
今回「カイプロリス」が全生存期間の延長を示したのは、再発または難治性の多発性骨髄腫患者を対象として実施された第3相比較試験の事後解析。この事後解析は、米国食品医薬品局(FDA)から要請され、実施されたもの。解析では、全生存期間および長期の安全性について良好な結果が得られている。

なお、この解析において認められた有害事象は、これまでに同試験で報告されたものと一貫していたという。

(画像は小野薬品工業株式会社の公式ホームページより)


外部リンク

多発性骨髄腫患者を対象とした第3相試験の長期追跡結果においてKyprolisが全生存期間の延長を示す - 小野薬品工業株式会社
http://www.ono.co.jp/jpnw/PDF/n17_0901_2.pdf


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