「ORBIT」イニシアチブとして研究
そーせいグループ株式会社は、9月1日、同社の子会社であるHeptares Therapeutics(以下「Heptares社」)が、順天堂大学と新たな創薬研究開発を開始すると発表した。
この創薬研究開発は、Heptares社の「ORBIT(Opportunities in Receptor Biology for Industrial Translation)」イニシアチブにおいて実施されるもの。順天堂大学大学院医学研究科生化学・横溝岳彦教授のグループと、研究を行うという。
GPCRを標的とした医薬品の創出を可能に
Heptares社は、Gタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とした創薬を行う医薬品開発企業。独自の構造ベースドラッグデザイン技術を利用し、これまで創薬が困難であったGPCRを標的とした医薬品の創出を可能にしている。
「ORBIT」イニシアチブは、同社が2016年2月に開始した、協力的な研究開発イニシアチブ。革新的な医薬品の開発に向けて、構造ベースドラッグデザイン技術の促進と拡大を目的としている。このイニシアチブにおいてHeptares社は、優れた研究グループや新興のバイオテクノロジー企業と連携。ケンブリッジ大学(循環器系疾患)やニューヨーク大学医学部(グリア芽細胞腫)などと、プログラムを開始している。
有意義な関係が構築できることを期待
順天堂大学とのコラボレーションは、Heptares社にとって4つ目の「ORBIT」プログラムとなる。
同コラボレーションでは、分子生物学・免疫学・細胞生物学の専門家である横溝教授のグループと共に、研究を実施。難治性皮膚・消化管潰瘍に対する治療的有用性が見込まれるロイコトリエン受容体新規モジュレーターの、オーダーメード設計およびプロファイリングに焦点を当てられる。
Heptares社は、順天堂大学との間に有意義な関係が構築できることを期待しているという。
(画像はそーせいグループの公式ホームページより)

子会社Heptares 社、順天堂大学と新たな創薬研究開発を開始 - そーせいグループ株式会社
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