去勢抵抗性前立腺がんを効能・効果として
アステラス製薬株式会社は、2018年3月1日、経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬「イクスタンジ錠40mg」「同80mg」について、国内製造販売承認を取得したと発表した。
両剤形は、「イクスタンジカプセル40mg」の剤形追加として承認申請が行われていたもの。今回の承認は、去勢抵抗性前立腺がんを効能・効果として、2月23日付で取得されている。
医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者の価値に
アステラス製薬は、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」ことを経営理念に掲げる、東京の製薬企業。既存の重点疾患領域である泌尿器・がん・免疫科学・腎疾患・神経科学に加えて、新たな疾患領域への参入、そして新技術・新治療手段を活用した創薬研究にも取り組んでいる。
同社は2014年5月、世界70カ国以上で発売されている「エンザルタミド」を「イクスタンジカプセル40mg」として発売。去勢抵抗性前立腺がんを効能・効果とする同剤を展開することで、変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者の価値に変えるとしている。
去勢抵抗性前立腺がん治療に一層貢献
今回製造販売承認を取得した「イクスタンジ錠40mg」「同80mg」は、「イクスタンジカプセル40mg」と比較すると、小さいサイズとなっている。患者の服用時における負担の軽減が期待され、また「同80mg」については1回あたりの服薬数低減も可能となった。
同社「イクスタンジ錠を」投入することにより、去勢抵抗性前立腺がん治療に一層貢献できることを期待しているという。
(画像はアステラス製薬の公式ホームページより)

剤形追加:前立腺がん治療剤「イクスタンジ錠」日本での承認取得のお知らせ - アステラス製薬株式会社
https://www.astellas.com/jp/ja/news/10371