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2024年05月05日(日)
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武田薬品、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ベドリズマブ」の治癒率データを学会発表

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武田薬品、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ベドリズマブ」の治癒率データを学会発表

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欧州クローン病・大腸炎会議にて発表
武田薬品工業株式会社は、2018年2月19日、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ベドリズマブ」について、粘膜治癒における高い治癒率を示す最新データを学会にて発表したことを明らかにした。

このデータは、抗TNFα抗体治療と比較した場合における「ベドリズマブ」の効果を検討したもの。発表は、オーストリア・ウィーンにて2018年2月14日から17日にかけて開催された第13回欧州クローン病・大腸炎会議(ECCO)にて行われている。

ベドリズマブ
Tリンパ球の遊走を阻害、炎症を軽減
「ベドリズマブ」は、中等症から重症の潰瘍性大腸炎またはクローン病に対する治療薬。

潰瘍性大腸炎は、炎症性細胞の大腸粘膜への浸潤が増加し、これらの炎症性細胞の存在によって潰瘍性大腸炎に特徴的な炎症性反応が引き起こされる疾患。日本における患者数は、約16万人以上と推定されている。遺伝素因や環境要因など多因子により生じる疾患と考えられているが、正確な原因については未だ明らかになっていない。

「ベドリズマブ」は、炎症性細胞の一種であるTリンパ球の遊走を阻害することで、炎症を軽減するようデザインされている。

統計学的に有意に高い粘膜治癒率を示した
武田薬品が今回ECCOにおいて発表したのは、中等症から重症の潰瘍性大腸炎およびクローン病患者を対象として、「ベドリズマブ」と抗TNFα抗体治療を比較した場合の実臨床下における効果を検討したデータ。

同データにおいて「ベドリズマブ」の投与を受けた潰瘍性大腸炎患者群は、抗TNFα抗体治療を受けた同疾患患者群よりも、統計学的に有意に高い12ヶ月間の粘膜治癒率を示している。

(画像は武田薬品工業株式会社の公式ホームページより)


外部リンク

「Entyvio」高い治癒率を示す最新データの発表について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2018/20180219_7922.html


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