後期第1相臨床試験が開始
そーせいグループ株式会社(以下、そーせいグループ)は、2月8日、AstraZeneca社(以下、AstraZeneca)と共同で、新規選択的アデノシンA2A受容体拮抗薬AZD4635の後期第1相臨床試験を開始したことを発表した。
AZD4635は、そーせいグループの子会社であるHeptares社が創製し、2015年にAstraZenecaがライセンス供与している経口投与可能な薬剤。
アデノシンが関与する免疫抑制の阻害は、新しい作用機序を持つため、単剤投与、また、併用投与において免疫チェックポイント阻害剤や他の薬剤の有効性を向上させる可能性があると期待されている。
非小細胞肺がんを対象とした臨床試験も予定
すでに実施された試験は、進行性固形がん患者を対象として、AZD4635単剤投与時、抗PD-L1抗体durvalumabとの併用時の最大耐薬量決定を目的として行われ、主要評価項目をほぼ達成したという。
また、今回、開始した後期第1相臨床試験は、AZD4635、又はosimertinibとMEDMEDI9447との併用療法の評価を目的に行われ、2019年後半に終了する予定だ。
また、2018年度第1四半期には、上皮成長因子受容体遺伝子変異陽性非小細胞肺がんを対象とした新規併用療法の試験も開始するとしている。
(画像はそーせいグループ株式会社HPより)

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