副作用を抑えた選択肢をHCV患者に
C型肝炎ウイルス(以下 HCV)に感染した多くの患者は、副作用のある現在の標準的治療法にかわる、効果的な治療、または治癒する新しい薬剤治療を必要としている。
彼らはHCVゲノタイプ1型の標準的治療方法であるインターフェロン療法による深刻な副作用を回避するため、その治療を行わず、新薬の出現を待っているのだ。
メルク社 MK-5172とMK-8742の併用で有効性
メルク社は2日、現在行われているC-WORTHY研究の中間結果を発表した。C-WORTHY研究は、フェーズII臨床試験の一つで、リバビリンと併用/非併用して、試験研究中のHCV NS3/4Aプロテーゼ阻害薬MK-5172と同じく試験研究中のHCV NS5A複製複合体阻害薬MK-8742を併用した場合の有効性や安全性を検査する。
実験では12週間後までに、MK-5172とMK-8742の併用により、96パーセントから100パーセントの効果が現れた。
副作用として、疲労が一番多く(26%)、頭痛(22%)、吐き気(18%)、下痢(12%)、めまい(11%)、発疹(11%)が続いた。
「我々はMK-5172とMK-8742の組み合わせによって得られたこれらの予備データによって勇気づけられています。なぜならこれらのデータは、現在フェーズIIB臨床開発中のこの新薬の試験を、様々な種類のHCV患者のため、より大きな評価へと進める根拠となりえるからです」(メルク感染症研究室副室長エリアフ・バー氏――プレスリリースより)

Merck Announces Presentation of Interim Data from Study of Investigational Combination of HCV Therapies MK-5172 and MK-8742 at the 2013 American Association for the Study of Liver Diseases (AASLD) Annual Meeting
http://www.mercknewsroom.com/news-release/