富士製薬工業の単独販売について合意
富士製薬工業株式会社は、2018年2月2日、非イオン性尿路・血管造影剤「オイパロミン」と非イオン性造影剤「イオパーク」、そして線状型MRI用造影剤「ガドペンテト酸メグルミン」について、販売元の一本化を行うと発表した。
3剤は、同社とコニカミノルタジャパン株式会社が、日本国内において共同販売を行ってきた薬剤。両社は今回、富士製薬工業の単独販売について、合意している。
造影剤事業をさらに強化するべく
「オイパロミン」「イオパーク」「ガドペンテト酸メグルミン」の3剤は、承認については全て富士製薬工業が取得している。「オイパロミン」は1996年7月、「イオパーク」は2001年7月、「ガドペンテト酸メグルミン」は2008年11月に、それぞれ製造販売承認を取得。販売およびMRによる情報提供活動については、コニカミノルタジャパンと富士製薬工業の両社が実施してきた。
両社は今回、医療を取り巻く環境が激変する中、柔軟に変化へ対応しつつ造影剤事業をさらに強化するべく、協議を実施。その結果、コニカミノルタジャパンがこれまで販売してきた造影剤の全てについて、製造販売元である富士製薬工業に一本化することで合意した。
製品の安定供給と情報提供を滞りなく実行
販売元一本化に関する合意を受け、コニカミノルタジャパンは今後「オイパロミン」「イオパーク」「ガドペンテト酸メグルミン」の在庫がなくなり次第、販売を順次終了する。それ以降における3剤の販売・流通・情報提供活動は、富士製薬工業が単独で行うこととなる。
両社は、販売移管手続きを速やかに進め、製品の安定供給と情報提供を滞りなく実行すべく、協力するとしている。
(画像は富士製薬工業株式会社の公式ホームページより)

「オイパロミン」「イオパーク」「ガドペンテト酸メグルミン」の販売元一本化に関するお知らせ - 富士製薬工業株式会社
http://www.fujipharma.jp/pdf/20180202-02_nr.pdf