中国子会社が、非定型抗精神病薬「ロナセン」を発売
大日本住友製薬株式会社は2月1日、中国子会社である住友制葯(蘇州)有限公司が、非定型抗精神病薬「ロナセン(R)」(一般名:ブロナンセリン)を、中国において発売した、と発表した。
中国のCFDAより2017年2月21日、輸入許可承認を取得
「ロナセン(R)」は、大日本住友製薬が創製した新規構造の統合失調症治療剤で、ドパミンD2受容体とセロトニン5-HT2A受容体に対して強い遮断作用と高い選択性がある。
臨床試験において、統合失調症における幻覚・妄想などの陽性症状、情動的引きこもり・感情鈍麻などの陰性症状に対する改善効果、急性増悪例にも改善効果が認められた。
また、錐体外路症状の発現率は低く、体重増加や高プロラクチン血症等の副作用も少ないことが示された。
日本では、2008年1月25日承認取得しており、同年4月22日より発売した。
用法・用量は、成人に対しブロナンセリンとして1回4mg、1日2回食後経口投与から始め、徐々に増量する。維持量は、1日8~16mgを2回に分けて食後経口投与する。なお、1日の上限量は24mgである。
中国では、2017年2月21日に中国国家食品薬品監督管理局(CFDA)より輸入許可の承認を取得した、とのこと。
(画像は大日本住友製薬株式会社のHPより)

大日本住友製薬株式会社のニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20180201.pdf