主要評価項目を達成
エーザイ株式会社(以下、エーザイ)は、2月1日、Meiji Seikaファルマ株式会社(以下、Meiji)は、パーキンソン病治療剤サフィナミドの第2、第3相臨床試験において、主要評価項目を達成したことを発表した。
パーキンソン病は、ドパミンが減少することで、手足の震えや筋肉の固縮などの運動障害を引き起こす神経変性疾患。
サフィナミドは、伊・Newron Pharmaceuticals S.p.A(以下、Newron社)が創製、開発した選択的モノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害剤で、ドパミン作動性作用と非ドパミン作動性作用を併せ持つため、新しいパーキンソン病治療薬として期待されている。
2018年中に製造販売申請を行う予定
2011年にNewron社とMeijiとの間で、日本とアジアにおける独占的開発、製造販売に関するライセンス契約を締結。また、2017年にエーザイとMeijiが締結したライセンス契約に基づき、日本でのサフィナミドの独占的販売権とアジアでの独占的開発・販売権はエーザイが保有している。
今回の試験は、パーキンソン病治療剤レポドバの効果持続時間が短くなった日本人の患者を対象に実施。
プラセボ投与群と比較して、サフィナミド投与群は有意に効果持続時間の延長が確認出来たとしている。また、今回の結果を基にMeijiは、2018年中にサフィナミドの製造販売申請を行う予定。
(画像はイメージです)

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201809.html