関節リウマチ治療薬「ケブザラ皮下注」を発売
旭化成ファーマ株式会社は2月5日、関節リウマチ治療薬「ケブザラ皮下注150mgシリンジ、同皮下注200mgシリンジ」(一般名:サリルマブ(遺伝子組換え))を発売した、と発表した。
日本においてはサノフィが製造し旭化成ファーマが販売
関節リウマチは、自己免疫の異常により関節の腫れや痛みを起こし、放っておくと関節が変形する病気である。主に手足の関節で起こるが、肺など内臓を侵すこともある。
厚生労働省のリウマチ・アレルギー対策委員会報告書(平成23年8月)によれば、日本におけるリウマチの患者数は一般的に約70~80万人といわれている。
現在の治療は、抗リウマチ剤メトトレキサートや生物学的製剤の投与であるが、十分な効果が得られない場合がある、
関節リウマチ治療薬「ケブザラ」は、インターロイキン6(IL-6)受容体に対するヒト型モノクローナル抗体である。サノフィ株式会社とRegeneron社が共同開発し、米国、カナダ、欧州において2017年に承認された。
日本おいては、サノフィが2017年9月27日「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」の効能・効果で製造販売承認を取得し、2017年11月22日薬価基準に収載された。
旭化成ファーマは2017年12月8日、サノフィと「ケブザラ」について、日本における販売に関するライセンス契約締結を発表し、今回の発売となった。
薬価は、150mg1シリンジ45,467円、200mg1シリンジ60,329円である。
(画像はプレスリリースより)

旭化成ファーマ株式会社のニュースリリース
https://www.asahi-kasei.co.jp/