微細藻類に関節リウマチ症状の緩和効果
株式会社ユーグレナは2018年2月2日のニュースリリースで、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)粉末やユーグレナ特有の機能性成分であるパラミロンを摂取することで、免疫細胞の分化を抑制する作用が発生し、関節リウマチ症状の緩和効果が示唆されることを確認したと発表した。
ユーグレナ粉末およびパラミロンを食事と一緒に食べた群において、コントロール群と比較して、リンパ球から産生されるサイトカイン3種において分泌量が抑制されたことから、ユーグレナ粉末またはパラミロンを摂取すると、主にパラミロンの作用によって免疫細胞の分化を抑制し、関節リウマチ症状を抑制すると考えられると結論づけた。
米国の学術雑誌「PLoS ONE」に研究成果が掲載
今回の研究では、皮下にコラーゲンを注入して関節リウマチを誘発し、発症後から計24日間毎日ユーグレナ粉末またはパラミロンを食事とともに自由摂取させたマウスと、食事のみを与えたマウス(コントロール群)を対象にして、リンパ球から産生されるサイトカインの分泌量を測定した。
研究成果は、2018年2月1日に米国の学術雑誌「PLoS ONE」オンライン版に掲載された。
株式会社ユーグレナは、今後も微細藻類ユーグレナの医療分野等での利活用や食材としての付加価値向上を目指して、研究開発を行っていくと述べている。
(画像は株式会社ユーグレナのサイトより)

株式会社ユーグレナニュースリリース
http://www.euglena.jp/news/180202-2/株式会社ユーグレナ
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