「Remicade」のバイオシミラー
ファイザー株式会社は、2018年1月25日、ヒト/マウスキメラ型抗TNFモノクローナル抗体「IXIFI」が、先行バイオ医薬品「Remicade」のバイオシミラーとして米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したと発表した。
この発表は、米国ファイザー社が2017年12月13日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。「IXIFI」は、ファイザー社が自社開発したバイオシミラー。
「Remicade」との高い類似性を証明
FDAは今回、関節リウマチ・成人および小児のクローン病・成人の潰瘍性大腸炎・強直性脊椎炎・乾癬性関節炎・尋常性乾癬の治療薬として「IXIFI」を承認した。「Remicade」が有する適応症のうち、承認申請可能な全ての適応症について、「IXIFI」は承認を取得したことになる。
この承認は、中等度から重度の活動性関節リウマチ患者を対象としたREFLECTIONS B537-02試験などの結果に基づくもの。同試験などにおいて「IXIFI」は、「Remicade」との高い類似性を証明。国際共同第3相では、「メトトレキサート」と併用して「IXIFI」を静脈内投与した際の安全性などを「Remicade」と比較し、主要評価項目を達成している。
3つのバイオシミラーを上市している
ファイザー社は、米国外において「INFLECTRA」「Retacrit」「Nivestim」の3つのバイオシミラーを上市。様々な開発ステージの13の異なるバイオシミラーのパイプラインを保有。また、グローバルなバイオシミラー戦略の一環として、米国および世界のいくつかの市場においてセルトリオン社の「INFLECTRA」も供給している。
(画像はファイザーの公式ホームページより)

FDAがファイザー社の新しいバイオシミラーを承認 - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/