1月19日に持田製薬が取得
持田製薬株式会社とあゆみ製薬株式会社は、2018年1月19日、『エタネルセプト BS「MA」』の製造販売承認を取得したと発表した。
同剤は、『エタネルセプト』のバイオ後続品。同承認は、同日付で持田製薬が取得している。
韓国のLG Chem社と開発を進めてきた
『エタネルセプト BS「MA」』は、持田製薬が韓国のLG Chem社との提携契約のもとに国内開発を進めてきた薬剤。効果・効能は、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)と、やはり既存治療で効果不十分な「多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎」となっている。
関節リウマチの場合の用法・用量は、成人の場合、1日1回10mg~25mgの皮下注射を週に2回、または1日1回25mg~50mgの皮下注射を週に1回、それぞれ行う。多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎については、小児の場合、1日1回0.2mg~0.4mg/kgの皮下注射を週に2回行うこととなっている。
QOL向上と経済的負担軽減に貢献
持田製薬とあゆみ製薬は、『エタネルセプト BS「MA」』の国内販売について、提携契約を締結済み。この契約に基づき、同剤の販売はあゆみ製薬が行う。発売時期については、薬価基準収載後に発表する予定だという。
両社は、国内初の『エタネルセプト』のバイオ後続品である同剤により、関節リウマチおよび若年性特発性関節炎患者のQOL向上と経済的負担軽減に貢献するとしている。
(画像はあゆみ製薬株式会社の公式ホームページより)

エタネルセプトのバイオ後続品の国内における製造販売承認取得のお知らせ - あゆみ製薬株式会社
https://www.ayumi-pharma.com/pdf/news_180119.pdf