1日1回投与用製剤600mg錠の製造販売承認申請
MSD株式会社は1月22日、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)インテグラーゼ阻害剤のラルテグラビルカリウムの1日1回投与用製剤(600mg錠)の製造販売承認申請を行ったと発表した。
ラルテグラビルカリウム600mgを1日1回2錠経口投与
2016年エイズ発生動向年報によれば、HIV感染者は日本人と外国人を併せ毎年1,000件以上、エイズ患者も2006年以来毎年400件以上が報告されている。
現在、HIV感染症の治療は、エイズウイルスの増殖をおさえ血中のウイルス量を減少させることが目的のため、治療薬を継続して服用する必要がある。
ラルテグラビルカリウムは、世界初のHIVインテグラーゼ阻害剤で、HIV感染症治療薬として2008年6月、日本で承認された。製品名「アイセントレス錠400mg」は、成人に対して1日2回(1回1錠)800mg経口投与される。
今回の承認申請は、1日1回2錠1200mgの経口投与する、ラルテグラビルカリウムの新製剤600mg錠である。これにより、患者の服薬負担の軽減等が期待される、という。
(画像はSD株式会社のホームページより)

MSD株式会社のニュースリリース
http://www.msd.co.jp/