製薬業界ニュース
2025年05月06日(火)
 製薬業界ニュース

金沢大、新たな糖尿病薬の開発につながる分子を世界で初めて特定

新着ニュース30件






























金沢大、新たな糖尿病薬の開発につながる分子を世界で初めて特定

このエントリーをはてなブックマークに追加
肝臓の糖取り込み機能をコントロール
金沢大学の研究グループは1月15日、肝臓の糖取り込み機能をコントロールする分子を、世界で初めて特定したことを発表した。

肥満や2型糖尿病で起こる高血糖の原因は、肝臓が糖を取り込む機能の低下が原因だと知られているが、その仕組みについては、不明だった。

同研究グループは、タンパク質の1種であるサーチュイン(以下、Sirt2)が、肝臓で糖の取り込みに関与することを発見。Sirt2が作用するメカニズムを分子レベルで解明したとしている。

金沢大
新たな糖尿病薬の開発に期待
タンパク質は、タンパク質の生合成の過程で、アセチル基が付加され、その作用が変化する場合がある。これをアセチル化修飾といい、Sirt2はこのアセチル化修飾されたタンパク質から、アセチル修飾を外す働きをもつ。

グルコキナーゼ調節タンパク質(以下、GKRP)は、糖を取り込む酵素グルコキナーゼが働くために解離が必要なタンパク質だが、アセチル化修飾された状態ではできないため、Sirt2が作用して乖離し、糖を取り込むことができるようになる。

今回、同研究グループはSirt2が機能しない状況でも、アセチル化修飾されないGKRPを作製。

肥満マウスにこれを導入すると、糖を取り込むことが確認できたという。同研究グループは、この結果から、Sirt2を標的とした新たな糖尿病薬の開発につながるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

金沢大学 研究トピック
https://www.kanazawa-u.ac.jp/rd/53612


Amazon.co.jp : 金沢大 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->