CFDAがノバスタンの効能追加を承認
田辺三菱製薬株式会社は1月16日、中国国家食品医薬監督管理総局(CFDA)により、アルガトロバン注射液(製品名:ノバスタン)の効能追加が2017年12月20日に承認された、と発表した。
追加した効能は、「疾患に伴う神経症候(運動麻痺)、日常生活動作(歩行、起立、坐位保持、食事)の改善、発症後48時間以内の虚血性脳梗塞急性期」の適応症である。
CFDAに2月23日適応追加を申請、12月20日承認
ノバスタンは、日本において、1990年1月「慢性動脈閉塞症(バージャー病・閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍、安静時痛並びに冷感の改善」、1996年4月「発症後48時間以内の脳血栓症急性期(ラクネを除く)に伴う神経症候(運動麻痺)、日常生活動作(歩行、起立、坐位保持、食事)の改善」の効能・効果で承認取得した。
中国においては、1999年5月CFDAにノバスタンの中国輸入許可申請を行い、「慢性動脈閉塞症(バージャー病・閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍、安静時痛並びに冷感の改善」の適応を承認取得した。
田辺三菱製薬は、中国の関係医薬品管理制度を十分に検討し、2017年2月23日CFDAにノバスタンの虚血性脳梗塞急性期の適応追加を申請したところ、臨床試験の要求なく承認された、とのこと。
(画像は田辺三菱製薬株式会社のHPより)

田辺三菱製薬株式会社のニュースリリース
https://www.mt-pharma.co.jp/