約34億円を投じて新規設備を建設
有機合成薬品工業株式会社は、9月23日、医薬品原薬・中間体の新規設備投資を行うと発表した。
この設備投資は、医薬品原薬・中間体の生産能力を大幅に増強するため。同社が福島県いわき市にて保有する常磐工場の敷地内で、約34億円を投じて新規設備を建設するという。
医薬品原薬・中間体の供給に応える
有機合成薬品工業は、医薬品・食品・工業用品など多岐に亘る分野において、有機合成技術を駆使した特徴ある製品を供給している。医薬品分野においては、2000年より本格的に新規医薬品原薬受託市場に参入。2006年からは後発医薬品原薬開発にも着手し、同業他社との提携を進めている。
同社が今回行う医薬品原薬・中間体の新規設備投資は、今後ますます需要が見込まれる高品質な医薬品原薬・中間体の供給に応えるもの。また、将来の新製品を含めた増産・安定供給にも対応できるよう、中長期的な視野に立つ戦略的設備投資として行われるという。
被災地域への社会貢献にも邁進
なおこの設備投資実施にあたり有機合成薬品工業は、福島県より「ふくしま産業復興企業立地補助金」企業の指定を受けた。同社は今回の設備投資を通じて、震災からの復興のみならず被災地域への社会貢献にも邁進しながら、安心・安全な原薬供給を行うとしている。
新設備の着工は2017年4月と予定されており、竣工は2018年3月の予定。

医薬品原薬・中間体の新規設備投資に関するお知らせ - 有機合成薬品工業株式会社
http://www.yuki-gosei.co.jp/news/pdf/