製薬業界ニュース
2025年06月09日(月)
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非定型抗精神病薬【ルラシドン】台湾にて承認申請

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非定型抗精神病薬【ルラシドン】台湾にて承認申請

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成人の統合失調症治療に
大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市・代表:多田 正世、以下大日本住友製薬)は、提携先である台湾の生達化学製薬股份有限公司(本社:台湾 台南市・総経理:范滋庭、以下生達化学製薬)が、台湾食品医薬品局に、成人の統合失調症を適応症とする治療薬「非定型抗精神病薬ルラシドン塩酸塩」(一般名、以下「ルラシドン」)の販売許可申請を行ったと報告した。

今回、台湾の生達化学製薬が販売許可申請を提出した「ルラシドン」は、大日本住友製薬が創製した非抵抗型抗精神病薬。

ドーパミン-2、セロトニン-2A、セロトニン-7 受容体にそれぞれ親和性を示し、それらの働きを阻害するアンタゴニストとして作用。また、セロトニン-1A 受容体には、部分作動し、ヒスタミンとムスカリン受容体に対しては、ほとんど親和性を示さないとされている。
ルラシドン
グローバルな事業展開を視野に
大日本住友製薬が創製した「ルラシドン」は、米国では統合失調症に対する承認を取得後、2011年2月より同社子会社のサノビオン社より「LATUDA」として販売され、カナダにおいても同適応症治療薬として、2012年9月より販売。また、2013年6月には、米国食品医品局より、双極I型障害うつの適応追加の承認を取得した。

さらに、欧州では、提携先である武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区・代表:長谷川 閑史、以下武田薬品)が、同適応症とした販売許可申請を欧州医薬品庁に提出し、2012年10月に受理。また、スイスでは、武田薬品の子会社、武田ファルマAG(スイス・プフェフィコーン)が、2013年8月に承認を取得している。

また、すでにオーストラリアにおいても統合失調症に対して承認申請中であり、アジア各国についても承認取得を目指すとしている。

現時点において、日本国内での承認には未だ至っていないが、統合失調症を適応症とする治験では、第III相臨床試験を実施しており、2013年9月から、双極Ⅰ型障害うつおよび双極性障害メンテナンスについても第III相臨床試験を開始している。

世界におよそ2400万人とされる統合失調症患者。

大日本住友製薬は、台湾における今回の承認申請取得をはじめ、より多くの統合失調症患者に対し、「ルラシドン」をもって貢献を目指す構えだ。


外部リンク

大日本住友製薬株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/
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