産学連携協力を行うための包括協定を締結
国立研究開発法人国立循環器病研究センター(以下、国循)と東芝メディカルシステムズ株式会社(以下、東芝メディカル)は医療ヘルスケア産業に関わる機器、システム、サービス等の研究開発と実用化に関する産学連携協力を行うための包括契約を9月20日に締結した。
連携協力協定締結の経緯と目的
国循は、高度専門医療研究センターとしての循環器疾患の究明と制圧に挑み、循環器領域における世界トップレベルの医療・研究の実現に取り組んできた。2018年度の吹田操車場跡地への移転立て替えを期に、国循を核とした最先端医療・医療技術の開発のために産学官の連携によるオープンイノベーションを展開しようとしている。
一方、東芝メディカルは、尊い命に貢献するために、CT、MRI、超音波、アンギオグラフィーなどの病気の早期診断、早期治療に役立つ医療機器・システムを開発・製造し、グローバルに事業を展開している。
超高齢化社会に突入している我が国においては、心臓病・高血圧症・脳血管障害などに代表される循環器疾患の有病率が高まっている。
そこで、これまでも個別課題について共同研究を行い、循環器疾患の診断や治療に役立つ最新医療機器や臨床アプリケーションを開発してきた、国循と東芝メディカルが、健康寿命の延伸を目指して、医療や健康づくりに関わる研究、人材育成、地域連携等について、双方の人的、知的、物的資源の交流と活用を加速することで、より双方の発展と充実に寄与すべく、連携協力に関する包括協定を締結するに至った。

東芝メディカル プレスリリース
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/news/160920.html