HIV発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞
アストラゼネカ株式会社は、9月16日、ノーベル賞受賞者フランソワーズ・バレシヌシ博士を招聘し講演イベントを、本年11月に開催すると発表した。
バレシヌシ博士は、エイズウイルス(HIV)の発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞した人物。イベントは、学生や若手研究者を対象として、基調講演会およびシンポジウムを行うという。
「多様なステップで拓くサイエンスキャリア」
フランソワーズ・バレシヌシ博士は、1983年にHIVを発見し、2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。日本で薬害エイズ事件が発生した際には、専門家としての証言により注目を集めている。
今回開催される講演イベントでは、基調講演「世界が抱える医療の課題:HIVを発見から21世紀を考えて」とシンポジウム「My Science Career~多様なステップで拓くサイエンスキャリア~」の両方にバレシヌシ博士を招聘。HIV研究での功績や、21世紀における世界の医療課題、さらに自身の女性科学者としてのキャリア形成がテーマになるという。
ノーベル賞受賞者がインスピレーションを共有
なお今回のイベントは、「ノーベルプライズ・インスピレーション・イニシアティブ」活動の一環として、スウェーデンのノーベル・メディア社とアストラゼネカのパートナーシップにより実施される。
講演イベントは、11月8日に東京大学にて、11月9日は京都大学にて、それぞれ開催予定。

ノーベル賞受賞者フランソワーズ・バレシヌシ博士を招聘し講演イベントを開催 - アストラゼネカ株式会社
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