身長測定会と「いつのまにか骨折」啓発小冊子を配布
日本イーライリリーは9月14日、「いつのまにか骨折」を啓発するイベント“背の縮みは「いつのまにか骨折」のサイン・・・あなたの背は縮んでないですか?高齢女性の身長測定会&「いつのまにか骨折」啓発小冊子配布”の開催を発表した。
身長測定会と「いつのまにか骨折」啓発の小冊子配布は、9月~11月、高齢女性を対象に全国10都市の郵便局で行われる。同イベントは2015年に続いて2度目の開催となり、「いつのまにか骨折」の重要なサインの1つ“背の縮み”について知ってもらう目的。
背の縮みは「いつのまにか骨折」の重要なサイン
高齢の女性に多く見られる骨粗しょう症は骨折の危険因子として知られる疾患で、推計患者数は1,280万人とされる。(「骨粗しょう症の予防と治療ガイドライン 2015年版」より)
背骨の骨折については、本人が気付かないままに次の骨折を繰り返しているケースがある。それだけ自覚しにくい疾患と言え、このような自覚のない椎体骨折を「いつのまにか骨折」と呼ぶ。「背の縮み」は、その重要なサインの1つとされる症状。
日本では、高齢者が寝たきりとなる要因の上位に転倒による骨折が上げられ、超高齢化社会における看護や介護の実情において「いつのまにか骨折」の予防、さらに骨粗しょう症への理解を深めることが非常に重要と考えられる。
全国10都市の郵便局で開催 人型ロボットPepperの設置も
こうした背景から、日本イーライリリーでは、同イベントを昨年の6都市から10都市に増やして開催。
9 月:島根、高知/10 月:北海道、宮城、福岡、沖縄/11 月:青森、秋田、岡山、熊本、各都道府県それぞれ1ヵ所の郵便局でイベントを実施しする予定とのこと。
イベントを行う各郵便局に来局する高齢の女性に向けて、実際に身長を計測する身長測定会と、「いつのまにか骨折」啓発小冊子の配布を行う。
また、今年は新たな試みとして、「いつのまにか骨折」の可能性を問いかけ、骨粗しょう症による椎体骨折の疑いがある場合には、医師への相談を促すアプリケーションを搭載した人型ロボットPepperの設置も予定されている。
日本イーライリリーは、骨粗しょう症が原因の自覚がない椎体骨折、「いつのまにか骨折」を一般の方に認識してもらい、医療機関の受診や、検査・治療を促すことで、健康寿命の延伸に貢献していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)

日本イーライリリー株式会社 ニュースリリース
https://www.lilly.co.jp/