胃がんに効果を発揮する口腔内崩壊錠
日本化薬株式会社は2016年9月8日のリュースリリースで、ジェネリック医薬品の代謝拮抗剤「エヌケーエスワン配合OD錠T20・T25」の発売を開始すると発表した。
代謝拮抗剤は、DNA合成の材料となる核酸とよく似た物質を使い、がん細胞へ核酸として間違って取り込ませることや、DNAの材料の1つである葉酸の合成を阻害することによって、がん細胞の増殖に必要なDNA合成を阻害する抗がん薬である。
エヌケーエスワン配合OD錠の有効成分はテガフール、ギメラシル、オテラシルカリウムで、T20には1錠中にそれぞれ、20.0mg、5.8mg、19.6mg含有、T25には25.0mg、7.25mg、24.5mg含有し、効能・効果は胃がんとなっている。
高品質な医薬品の安定供給で社会に貢献
日本化薬は、「スペシャリティ、バイオ後続品、ジェネリック」を重点領域として事業を推進しており、抗がん薬については、がん薬物療法全般に関する知識を備えたがん専門MRを中心として適正な使用情報を提供し、抗がん薬からその副作用対策薬剤に至るまでの製品ラインアップを強化し安定供給することにより、安心して使用できる体制を整えていくと述べている。
また、今後も得意技術によるイノベーションの推進、高品質な医薬品の安定供給により、治療の向上と医療費の効率化を通じて社会に貢献していくと抱負を述べた。

ニュースリリース
http://www.nipponkayaku.co.jp/information/日本化薬株式会社
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