サノフィ&ゲイツ財団 パートナーシップ設立を発表
サノフィ社のワクチン事業部門であるサノフィ・パスツールは29日、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とのパートナーシップを発表した。これは、特に世界健康の分野での、ワクチンの研究開発を促進するための、新しいプラットフォーム・方式を調査・発見することを目的としている。
この発表はリオ・デ・ジャネイロで行われた「世界的な健康の重要な課題」(Grand Challenges in Global Health)会議にて、途上国でのアフォーダブル技術に焦点を当てた議会で行われた。この会議はゲイツ財団によって2003年に、貧困国での健康発育という根強い課題に取り組むため、発足した。
ワクチン・ディスカバリー・パートナーシップ
ワクチン・ディスカバリー・パートナーシップは新規に発足した、ゲイツ財団が特定した疾患の関心分野において、サノフィ・パスツールや他のワクチン製造会社に直接的に取り組むための、正式な仕組みである。このパートナーシップは、覚書に基づいた、統合された直接的で持続性のある関係を提供する。
「ゲイツ財団との覚書は、共通の関心分野において、新規のコンセプト、テクノロジー、プラットフォーム、アプローチの危険性を低下させるために共同で働くことを容易にする働きがあります。このプログラムは、世界的な健康のための、早期第II相試験を含む、それ以前の、臨床前、臨床フェーズにある、新しいワクチン候補の研究開発のためのメカニズムを提供することができるのです」(サノフィ・パスツール研究開発 上級副社長ジョン・シバー氏ーープレス・リリースより)
サノフィ・パスツールはすでにゲイツ財団と、HIVワクチンの開発や不活化ポリオワクチンの流通など、他のプロジェクトでも協力関係を築いている。

Sanofi Pasteur Announces Vaccine Discovery Collaboration with the Bill & Melinda Gates Foundation
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