「サルメテロール/フルチカゾン」を一貫して上回る
そーせいグループ株式会社は、9月5日、同社の「ウルティブロブリーズヘラー」の慢性閉塞性肺疾患(COPD)増悪抑制が、様々な患者群において「サルメテロール/フルチカゾン」を一貫して上回ることを確認したと発表した。
この発表は、同剤の導出先であるノバルティス社にて実施された直接比較FLAME試験についてのもの。
全世界で約2億1000万人が罹患しているCOPD
「ウルティブロブリーズヘラー」は、長時間作用性抗コリン薬であるグリコピロニウム臭化物と、長時間作用性β2刺激薬であるインダカテロールマレイン酸塩の配合剤。欧州連合(EU)においては、成人のCOPDの症状を緩和する気管支拡張維持療法剤として承認されている。
COPDは、全世界で約2億1000万人が罹患しており、全世界で死亡原因の3位となっている疾患。致死的な進行性疾患である共に、息切れを引き起こすことで患者の身体機能やQOLにも壊滅的な悪影響を与える。また、頻繁な入院の必要性により、ヘルスケア・リソースの大きな負担とコストの増大にも関与している。
プロダクトを世界中の患者へ届ける
ノバルティス社が実施したFLAME試験は、3362例のCOPD患者を対象とした52週間の無作為・二重盲検・ダブルダミー・並行群間比較・実薬対照非劣性試験。同試験において「ウルティブロブリーズヘラー」は、全てのCOPD増悪の増悪回数において「サルメテロール/フルチカゾン」に対する優位性を証明したという。
そーせいグループは今後も、同社のプロダクトを世界中の患者へ届けるべく、新たなパートナーを積極的に探求するとしている。

「ウルティブロブリーズヘラー」のCOPD増悪抑制が、サルメテロール/フルチカゾンを上回ることを確認 - そーせいグループ株式会社
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