大阪大、中之島を再生医療の拠点に
大阪大学(以下、大阪大)は8月25日、24日に大阪市北区中之島4丁目用地に文化・学術・芸術・医学の発信拠点とする「中之島アゴラ」構想の提案を行い、合意したことを発表した。
アゴラとは広場という意味で、特色を持つ4つの分野の交流点にしたいとの考えだ。この「中之島アゴラ」構想の1つである医学については、iPS細胞(人工多能性幹細胞)など再生医療の拠点にしたいと大阪市長も歓迎している。
中之島は大阪大学発祥の地で、現在は空き地となり市が開発事業予定者をプロポーザル方式で募集していたことを受け、大阪大学が名乗りをあげたものである。
産学一体で世界に発信
大阪大学では再生医療国際センター(仮称)との連携に向けて、再生医療関連部門等を移設、拡充するとしている。また、AI医療、ゲノム医療といった最先端医療開発や高度医療人材育成、その他次世代に医療に携わる医療経営者の育成など幅広く盛り込まれている。
また、国家戦略特区の強みを活かし、医療機器の早期承認制度も活用するとしている。関西にはiPS細胞を発明した京都大学もある。加えて理化学研究所はiPS細胞を使用した移植手術をした実績などもあり、産学一体となって世界に向けて発信していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

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