コンパクトながらも高い処理能力
栄研化学株式会社は、8月23日、尿自動分析装置「US-1200」を発売することを明らかにした。
「US-1200」は、コンパクトなサイズでありながらも高い処理能力を持つ分析装置。製造販売元は小松電子株式会社であり、発売日は本年8月25日。
処理能力は480検体/時間
尿定性検査は、試験紙を尿に浸すだけで幅広い診断情報が得られる簡易性から、臨床検査で広く実施されている。近年は、試験紙の呈色を光学的に測定する自動分析装置が使用されており、栄研化学も独自技術を活用した尿自動分析装置「US-1000」「US-2200」や全自動尿分析装置「US-3500」を発売してきた。
今回発売される「US-1200」は、小型・軽量で持ち運び可能な尿自動分析装置「US-1000」の後継機。サイズは「US-1000」よりも更にコンパクトになりながらも、処理能力は480検体/時間と「US-1000」を大幅に上回る。また、試験紙の置きやすさ洗浄のしやすさなど、ユーザーフレンドリーな仕様を実現している。
幅広いスクリーニングにも対応
「US-1200」は、尿蛋白質/クレアチニン比、アルブミン/クレアチニン比が測定可能な尿試験紙に対応。また、慢性腎臓病や高血圧患者の高リスク群とされる尿中アルブミンの測定など、幅広いスクリーニングにも対応している。
栄研化学は同装置について、国内の中小病院や外来検査室、専門開業医や集団検診などの現場で、その性能を充分に発揮できるものと考えているという。
(画像はプレスリリースより)

尿自動分析装置『US-1200』新発売のお知らせ - 栄研化学株式会社
http://www.eiken.co.jp/news/pdf/20160823-2.pdf