創薬研究のための施設『医薬研究センター 創薬棟』
旭化成ファーマ株式会社が、静岡県伊豆の国市内に建設を進めてきた、創薬研究をするための施設『医薬研究センター 創薬棟』が完成し、2013年10月25日から運用が開始された。
旭化成グループは中長期経営計画の中で、新薬を継続的に創出していくことを重点目標に掲げている。そのため、医薬領域の研究開発機能を強化するために『医薬研究センター 創薬棟』を創設し、最新の実験機器や実験設備を整えて、グローバルにも備えた競争力のある研究環境を整えた。
また、合成化学研究部門と薬理研究部門を創薬棟に集めて融合させ、研究者同士の連携と交流の強化をはかり、研究効率の向上や創薬研究の高度化などを図っている。
『医療研究センター 創薬棟』の概念
創薬棟は、各所に開放的なコミュニケーションの場を設けて、イノベーションが出るような、各研究者が担当分野を超え自由に情報交換や議論ができるような空間に工夫されている。研究をする空間にも細かな設備が整えられており、環境への配慮・工夫のためLEDやペアガラスが用いられ、壁は光触媒が塗布されている。また、付属施設として動物実験棟の建設の計画も進行している。

旭化成ファーマ株式会社
http://www.asahikasei-pharma.co.jp/