インフルエンザ感染症予防に際する変更
第一三共株式会社は26日、抗インフルエンザウィルス薬「イナビル吸入粉末剤20㎎」の用法・用量追加に係る承認事項一部変更の承認取得を発表した。
今回追加されたのは「イナビル吸入粉末剤20㎎」をA型又はB型インフルエンザウィルス感染症の予防に用いる場合の用法と用量。
イナビル単回投与によるインフルエンザ予防が、小児から可能に
変更以前は、予防に用いる場合、成人及び10歳以上の小児のみを対象として、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20㎎を1日1回、2日間吸入投与とされていた。
変更後は、予防に用いる場合、成人に対して、ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する。また、20mgを1日1回、2日間吸入投与することも可能とした。
同じく小児に対して、10歳未満の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する。10歳以上の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして40㎎を単回吸入投与する。また、20mgを1日1回、2日間吸入投与することもできると追加された。
今回用法・用量追加に係る承認を取得したことにより、小児から成人まで「イナビル吸入粉末剤20㎎」の単回吸入投与による、インフルエンザウィルス感染症の予防が可能になった。
(画像はプレスリリースより)
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