岡山大鵬、がん領域に初参入
岡山大鵬薬品株式会社は15日、還元型葉酸製剤ホリナート錠25mg「タイホウ」について、厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。
同剤は岡山大鵬薬品の親会社である大鵬薬品が製造販売しているユーゼル錠25mgのオーソライズド・ジェネリック(AG)で、刻印と表示が異なる以外は、原薬、添加物、製造所、製造工程、個装ケース等すべてユーゼル錠と同一。
岡山大鵬薬品は軟膏、パップ剤、テープ剤などを販売する外用薬専門メーカーで、今回経口薬でがん領域初参入となった。
ホリナート・テガフール・ウラシル療法で腫瘍縮小へ期待
ホリナート錠25㎎「タイホウ」は還元型葉酸製剤であり、効能・効果は「ホリナート・テガフール・ウラシル療法:結腸・直腸がんに対するテガフール・ウラシルの抗腫瘍効果の増強」となる。
同剤自体に抗がん効果はないが、通常、結腸・直腸がんに対して、抗がん剤のユーエフティ(テガフール・ウラシル配合剤)とホリナートを一緒に服用するホリナート・テガフール・ウラシル療法によって、ユーエフティの抗がん効果を増強し、がん(腫瘍)を小さくすることで症状が軽くなることが期待できる。
ホリナート錠「タイホウ」は薬価追補収載後、岡山大鵬が情報提供活動と販売を行う。包装は、PTP42錠(21錠X2)、84錠(21錠X2X2)での販売。
(画像はプレスリリースより)

岡山大鵬薬品株式会社 ニュースリリース
http://www.okayama-taiho.co.jp