世界規模で組織される研究を支援
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)は、8月24日、The Global Alliance for Chronic Diseases(以下「GACD」)に加盟したことを明らかにした。
GACDは、中・低所得国における非感染性疾患(慢性疾患)を対象として、世界規模で組織される研究を支援するアライアンス。AMEDの加盟は、本年6月29日付けで行われている。
世界の死因の60%が非感染性疾患
GACDは、世界の死因の60%が非感染性疾患であり、さらにその80%が低・中所得国で生じていることに鑑みて、2009年に設立されたアライアンス。同アライアンスの目標は、低・中所得国における非感染性疾患対策の政策立案と、その実行に資する高い研究の推進。そして、体系的なエビデンスを形成することにある。
GACDには、世界の主要なファンディング機関などが加盟している。今回AMEDがGACDのメンバーになったことで、同アライアンスの加盟機関数は13となった。
ファンディングよび国際戦略に大いに資する
現在アジアにおいては、急速な高齢化が進んでいる。非感染性疾患に関する国際的な議論に加わり、動向把握および国際的な共同研究の枠組みへコミットすることは、AMEDのファンディングよび国際戦略に大いに資するものと、同機構は期待している。
AMEDは今後、非感染症エリアにおけるポジティブな保健環境を、GACDと共に導いていくとしている。

AMEDがGACD(The Global Alliance for Chronic Diseases)に加盟しました - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/news/